浴室リフォームの費用目安はいくら?工事の種類別・相場と注意点を解説

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水回りリフォーム

浴室リフォームの費用目安はいくら?
工事の種類別・相場と注意点を解説

ユニットバス交換・在来工法からの変更・部分リフォームそれぞれの相場と、費用を左右するポイントをまとめました。

50〜150万円
全体リフォームの相場

3〜5日
標準工事期間

15〜20年
浴室の交換目安

最大18万円
バリアフリー補助金上限

「そろそろ浴室をリフォームしたいけど、いくらかかるか分からない」という声はよく聞きます。浴室リフォームは工事の範囲・方法・マンションか戸建てかによって費用が大きく変わるため、相場の幅が広く感じられます。

ユニットバスの入れ替えなら50〜100万円、在来工法からの全面改装なら80〜150万円が現実的な目安です。部分的な修繕であれば10〜50万円で対応できるケースもあります。

この記事では、工事の種類別に費用の目安を整理し、見積もりを取る前に知っておくべきポイントを解説します。

この記事を読むと分かること

  • ▶ユニットバス交換・在来工法変更・部分リフォームの費用比較
  • ▶マンションと戸建てで費用が変わる理由
  • ▶費用を左右する選択肢(グレード・オプション・給湯器連動)
  • ▶使える可能性がある補助金と申請のポイント
目次

工事の種類別・費用の目安

浴室リフォームは大きく「全面リフォーム」と「部分リフォーム」に分かれます。どちらが適しているかは浴室の状態と予算によって判断します。

ユニットバスの入れ替え(50〜100万円)

既存のユニットバスを撤去し、新しいユニットバスに交換する工事です。工期は3〜5日程度で済み、浴室リフォームの中で最も一般的な方法です。メーカー・グレード・サイズによって本体価格が変わり、本体30〜60万円+工事費20〜40万円が相場です。追い焚き機能・浴室暖房乾燥機・床の滑り止め加工などオプションを追加すると上乗せになります。

在来工法からユニットバスへの変更(80〜150万円)

タイル張りの浴室(在来工法)を解体してユニットバスに変更する工事で、費用は最も高くなります。解体・防水処理・配管変更などの下地工事が加わるためです。工期は1〜2週間程度かかることもあります。カビや水漏れが慢性化している古い浴室を根本的に改善したい場合に適しています。

部分リフォーム(10〜50万円)

浴槽・壁・床・シャワーヘッドなど特定の箇所だけを修繕・交換する方法です。全体は問題ないが一部だけ傷んでいる場合やコストを抑えたい場合に有効です。浴槽の交換単体で15〜30万円、壁のパネル張り替えで5〜20万円が目安です。

マンションと戸建てで費用が変わる理由

同じユニットバスの交換でも、マンションでは戸建てより費用・工期が増えることがあります。

マンション特有のコスト増要因

  • ▶エレベーターや廊下の養生・搬入制限(材料の搬入に時間がかかる)
  • ▶管理組合への申請・工事可能時間の制約(作業時間が限られる)
  • ▶既存浴室のサイズ制約から選べるユニットバスが限られる場合がある
  • ▶防水・排水の仕様がマンション独自の基準に合わせる必要がある

費用を左右する主な選択肢

ユニットバス本体のグレード選択が費用に最も大きく影響します。標準グレードと高機能グレードでは本体価格だけで20〜40万円の差が出ることもあります。追い焚き機能・浴室乾燥暖房機・断熱浴槽・自動洗浄機能などのオプションは快適性を上げますが、それぞれ5〜15万円の追加になります。必要な機能を絞り込んでから見積もりを依頼するのが費用を抑えるコツです。

補助金・減税制度の活用

浴室リフォームには条件次第で補助金が使えます。工事前に確認しておくと費用を抑えられます。

介護保険の住宅改修費補助

要介護・要支援認定を受けている方がいる世帯で、手すりの設置・浴室の段差解消・滑り止め工事を行う場合、介護保険から最大20万円の工事費のうち18万円(9割)が補助されます。申請は市区町村の介護保険担当窓口です。

自治体独自の補助金

省エネ設備(節水型シャワーヘッドや高断熱浴槽)の導入に対して独自の補助金を設けている自治体があります。国の補助制度は時期によって変わるため、工事業者か自治体の窓口に最新情報を確認してください。

よくある質問

Q.
浴室リフォームの費用目安はいくら?

在来工法からユニットバスへの交換で80〜150万円、ユニットバスの入れ替えで50〜100万円、部分リフォームで10〜50万円が目安です。マンションと戸建てでも費用が変わります。

Q.
浴室リフォームにかかる工事期間はどのくらい?

ユニットバスの交換工事は通常3〜5日程度です。在来工法からの変更や配管工事が必要な場合は1〜2週間かかることもあります。工事中は浴室が使えないため、近くの銭湯やシャワールームの確認が必要です。

Q.
浴室リフォームで使える補助金はある?

バリアフリー改修(手すり設置・段差解消)を含む場合、介護保険の住宅改修費補助(最大18万円)が利用できることがあります。省エネ設備への交換を含む場合、自治体の補助制度が使えるケースもあります。

Q.
マンションの浴室リフォームは戸建てより高い?

マンションは搬入経路の制約や管理組合への申請が必要なため、戸建てより費用・期間が増えることがあります。サイズ制約から選べるユニットバスが限られる場合もあります。

リフォームを考え始めるサイン

浴室は毎日使う場所なので、少しずつ進む傷みには気づきにくいものです。次のような状態が出てきたら、見積もりを取って状態を確認してもらう時期です。

  • 掃除をしても、壁や目地のカビがすぐに戻る
  • 壁と浴槽の間など、すき間を埋めている部分にひび割れや切れ目がある
  • 床を踏むと沈む感じがする、きしむ
  • 排水の流れが悪く、掃除しても改善しない
  • 水栓やシャワーの根元から水がにじむ
  • 冬の寒さがつらい、浴槽のお湯がすぐ冷める
  • 浴槽のふちが高く、またぐのが負担になってきた
  • 脱衣所の床や壁に、変色やふくらみがある

特に最後の、脱衣所側の変色やふくらみは、浴室から水が漏れている可能性があります。見えない部分の傷みは時間とともに広がるため、早めに点検を依頼してください。

相談から完成までの流れ

初めてのリフォームでは、何から始めればよいかがわかりにくいものです。全体の流れは次のとおりです。

  1. 希望を整理する——今の浴室で困っていること、新しい浴室でかなえたいこと、予算の上限を書き出します
  2. 現地調査を依頼する——業者が浴室の寸法や配管、搬入の経路を確認します
  3. プランと見積もりを受け取る——複数の会社から同じ条件で取り、内容を比べます
  4. ショールームで実物を見る——浴槽の深さや床の感触は、カタログではわかりません
  5. 契約する——工事の内容、金額、工期、支払いの時期、保証を書面で確認します
  6. 工事前の準備——近所へのあいさつや、マンションの場合は管理組合への届け出を行います
  7. 工事——解体、配管、新しい浴室の組み立て、内装の仕上げ、の順に進みます
  8. 引き渡し——動作を一緒に確認し、使い方と手入れの説明を受けます

現地調査で伝えること・見てもらうこと

見積もりの精度は、現地調査でどれだけ情報を伝えられるかで決まります。当日までに次の点をまとめておくと、あとからの追加や行き違いが減ります。

伝えること 理由
今の浴室で困っていること 困りごとによって、必要な工事や設備が変わる
家族の人数と年齢 浴槽の大きさ、手すりの位置、安全性の考え方に関わる
予算の上限 上限を伝えたほうが、その範囲で最適な提案を受けられる
希望する時期 寒い時期や家族の予定を避けて工期を組める
給湯器を使い始めた年 古い場合は、同時に交換するかどうかの判断材料になる

調査のときは、浴室だけでなく、脱衣所の床や壁、窓、給湯器、搬入に使う通路もあわせて見てもらってください。

見積書の読み方

浴室リフォームの見積書は項目が多く、総額だけを比べると判断を誤ります。項目ごとの見るポイントは次のとおりです。

項目 見るポイント
浴室本体 メーカー、商品名、サイズ、グレードが書かれているか
オプション 希望した設備が入っているか。頼んでいないものが含まれていないか
解体・撤去・処分 古い浴室の解体と処分の費用が含まれているか
配管・電気の工事 給水・排水・換気扇や照明の電気工事の範囲
内装の工事 脱衣所側の壁や床、ドアの枠まわりの補修が含まれているか
養生・搬入 廊下や床を保護する作業、材料の運び込み
諸経費 何が含まれているかの説明があるか

「一式」とだけ書かれた項目が多い見積書は、何が含まれているかがわかりません。内訳を質問し、答えを書面に残してもらってください。

解体して初めてわかる追加工事に備える

古い浴室、特にタイル張りの浴室では、解体してみると床下や壁の中が傷んでいることがあります。事前の調査では見えない部分なので、どの会社に頼んでも起こりうることです。

  • 床下の木材が、長年の湿気で傷んでいる
  • 配管が古く、交換が必要な状態になっている
  • 壁の中に断熱材が入っていない

契約の前に、追加工事が必要になった場合の連絡の方法と、おおよその費用の幅を聞いておいてください。工事の途中で、写真を見せながら説明してくれる会社であれば、納得して判断できます。予算には、追加に備えた余裕を持たせておくと安心です。

浴室を選ぶときの優先順位

ショールームに行くと、機能の多さに目移りします。先に優先順位を決めておくと、必要なものを見失いません。

重視すること 見るポイント
掃除のしやすさ 床の乾きやすさ、排水口の構造、壁のつなぎ目の少なさ、棚や鏡を外せるか
暖かさ 浴槽の保温性能、床・壁・天井の断熱、窓の仕様
安全性 手すりの位置、入り口の段差、浴槽のまたぎやすさ、床のすべりにくさ
浴槽の入り心地 深さ、広さ、形。実際に入って確かめる
換気と乾燥 換気扇の性能、浴室乾燥機の必要性

設備には、あとから追加しやすいものと、しにくいものがあります。手すりや棚はあとからでも付けられることが多い一方、断熱の仕様や浴槽の種類、窓の変更は、あとからの変更が大がかりになります。迷ったときは、あとから変えにくいものを優先してください。

浴室のサイズ表記の見方

カタログにある「1216」「1616」といった4けたの数字は、浴室の内側の寸法を表しています。前の2けたが幅、後ろの2けたが奥行きで、単位は10センチです。たとえば1216は、幅がおよそ120センチ、奥行きがおよそ160センチという意味です。

戸建ての場合は、壁の位置を変えて広げられることもあります。マンションの場合は、今の浴室と同じサイズが基本になりますが、マンション向けの商品には、同じスペースで中を少し広く使えるものもあります。現地調査のときに、選べるサイズを確認してください。

給湯器や洗面所と同時に工事するかを考える

浴室の工事にあわせて、まわりの設備も一緒に工事するかどうかは、よく迷う点です。

  • 給湯器——使い始めてから年数がたっている場合は、同時に交換すると配管の接続が一度で済みます。まだ新しい場合は、そのまま使えます
  • 洗面所・脱衣所——浴室の入り口まわりは工事で壁や床を触るため、同時に内装を直すと仕上がりがそろいます
  • 窓——浴室の寒さが気になる場合は、窓の断熱もあわせて検討します

同時に工事すると、職人の手配や養生が1回で済むぶん、別々に頼むより効率的です。ただし総額は大きくなるので、優先順位と予算のバランスで決めてください。

工事中の過ごし方

工事の間は、自宅の風呂が使えません。事前に段取りをしておくと、負担が小さくなります。

  • 入浴——近くの銭湯や入浴施設、スポーツジム、実家などを調べておきます。回数券があるかも確認します
  • 洗面所——作業の通り道になるため、日中は使いにくくなります。歯みがきや洗顔の場所を決めておきます
  • 音とほこり——解体の日は大きな音が出ます。在宅で仕事をする人や、小さな子ども、ペットがいる家庭は、その日の過ごし方を考えておきます
  • 在宅の必要——毎日立ち会う必要があるか、鍵を預ける形にできるかを業者に確認します
  • 時期——寒い時期は外の入浴施設への行き来が負担になります。選べるなら、春や秋が過ごしやすい時期です

依頼先の種類と選び方

依頼先 特徴
リフォーム会社 浴室以外の工事もまとめて相談できる。会社によって得意な分野が違う
水回りの専門店 浴室やキッチンの工事の経験が多い
地元の工務店 建物全体を見たうえで提案してもらえる。距離が近く、工事後の相談がしやすい
家を建てたハウスメーカー 建物の構造を把握している安心感がある
家電量販店・ホームセンター 店頭で相談でき、商品と工事がセットになっている

どこに頼む場合でも、2〜3社から同じ条件で見積もりを取り、金額だけでなく、説明のわかりやすさと質問への答え方を比べてください。工事後に何年、どの範囲まで保証されるかも、書面で確認します。

マンションで事前に確認すること

  • 管理規約で、浴室の工事に制限があるか
  • 工事の届け出は、何日前までに必要か
  • 工事ができる曜日と時間帯
  • 材料を運ぶ経路と、エレベーターの使い方
  • 上下や隣の住戸へのあいさつを、誰が行うか

マンションの工事に慣れた会社であれば、届け出の書類の作成を手伝ってくれます。管理規約の該当するページを、現地調査のときに見せられるようにしておくと話が早く進みます。

引き渡しのときに確認すること

  • 浴槽にお湯を張り、排水したときに水漏れがないか
  • シャワーと水栓から、お湯と水が正常に出るか
  • 追い炊きや自動お湯張りが動くか
  • ドアの開け閉めがなめらかで、きちんと閉まるか
  • 換気扇や浴室乾燥機が動くか
  • 壁や床、浴槽に傷や汚れがないか
  • 脱衣所側の壁や床の仕上がりに問題がないか
  • 取扱説明書と保証書を受け取ったか

新しい浴室を長持ちさせる手入れ

せっかく新しくした浴室も、手入れをしなければ数年でカビや水アカが目立ってきます。毎日の習慣で、きれいな状態を長く保てます。

  • 最後に入った人が、壁と床にシャワーで水をかけて、石けんの残りを流す
  • 入浴後は換気扇を回し続け、しっかり乾かす
  • 排水口の髪の毛は、こまめに取り除く
  • 鏡や水栓の水滴を、タオルでふき取る
  • 使ってはいけない洗剤や道具を、取扱説明書で確認しておく

浴室リフォームについてその他の質問

Q. 住みながら工事できますか?

A. できます。浴室のリフォームは、住んだまま行うのが一般的です。工事の間は自宅の風呂が使えないため、入浴できる場所をあらかじめ決めておいてください。

Q. ショールームには行ったほうがよいですか?

A. 行くことをおすすめします。浴槽の深さやまたぎやすさ、床の感触、壁の色の見え方は、カタログの写真とは印象が違います。実際に浴槽に入ってみると、自分に合うかどうかがすぐにわかります。

Q. 浴室だけ先に工事して、洗面所はあとにしてもよいですか?

A. 問題ありません。ただし、浴室の入り口まわりの壁や床は工事で触るため、洗面所の内装をいずれ直すつもりなら、同時に行うほうが仕上がりがそろい、効率的です。

Q. 見積もりを頼んだら、契約しないといけませんか?

A. その必要はありません。見積もりは比較するために取るものです。断るときは、ほかの会社に決めたことを伝えるだけでかまいません。

まとめ

  • ▶ユニットバス入れ替えは50〜100万円、在来工法からの変更は80〜150万円が相場
  • ▶部分リフォームなら10〜50万円で対応できるケースも
  • ▶マンションは搬入・管理規約の制約でコスト増になりやすい
  • ▶必要なオプションを絞り込んでから見積もりを取るのがコストを抑えるコツ
  • ▶バリアフリー工事を含む場合は介護保険補助(最大18万円)の活用を検討する
この記事を書いた人
住

住まいパーク編集部

住宅設備・ハウスクリーニング情報メディア

各業者の公式サイト・口コミサイトをもとに実在・実績が確認できる業者のみを掲載。本記事はアフィリエイト広告を含みますが、内容は編集部が独自基準で作成しています。

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