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給湯器交換は自分でできる?
結論・費用相場・業者選びのポイントを全解説
「自分でやれば安くなる?」と考えたくなりますが、給湯器のガス接続工事は法律上、資格が必要です。DIYが禁止される理由と、費用を抑えるための正しい業者の選び方を解説します。
給湯器が壊れたとき、あるいは10年以上経過して「そろそろ交換かな」と感じたとき、費用を少しでも抑えたいと考えて「自分でできないか」と検索する方は多くいます。実際、給湯器本体はネットでも購入できますし、「本体さえあれば交換できそう」と思うのは自然な発想です。
しかし、給湯器の交換工事は法律によって有資格者でなければ行えない工事です。無資格でのガス管接続工事はガス事業法違反となり、万一ガス漏れ・爆発・一酸化炭素中毒といった事故が起きた場合に保険も適用されません。DIYで節約しようとして、取り返しのつかない事態を招くリスクがあります。
この記事では、給湯器交換がDIY不可な理由・合法的に費用を抑える方法・費用の相場・業者選びのポイント・交換のタイミングの判断基準を詳しく解説します。
この記事を読むと分かること
- ▶給湯器交換がDIY不可な理由(法的根拠)
- ▶給湯器交換の費用相場(本体代・工賃の内訳)
- ▶費用を合法的に抑えるための方法
- ▶交換を依頼すべき業者の種類と選び方
- ▶交換時期の判断基準
給湯器交換はDIY不可——法的根拠と理由
「本体が届いたら自分で付け替えるだけでは?」と思うかもしれませんが、給湯器の交換工事には複数の専門工事が含まれており、そのほとんどが法律上の資格が必要な作業です。
ガス管接続工事(最重要・最も危険)
都市ガスの場合は「ガス消費機器設置工事監督者」などの資格が必要で、LPガス(プロパン)の場合は「液化石油ガス設備士」の資格が必要です。これらは法律で定められており、無資格での工事はガス事業法・液石法に違反します。万一ガス漏れが起きた場合、火災・爆発・一酸化炭素中毒のリスクがあります。
給水・給湯配管の接続工事
給水管・給湯管の接続には「給水装置工事主任技術者」や「管工事施工管理技士」が関わる工事です。DIYで行うと水漏れのリスクがあり、漏水による建物への被害が発生した場合は修繕費用が給湯器交換費用を大幅に上回る可能性があります。
電気配線工事
給湯器には電源・リモコン配線が必要です。電気工事は「第二種電気工事士」の資格が必要で、無資格での電気工事は電気工事士法違反になります。接続ミスによる感電・漏電・火災のリスクがあります。
無資格工事が発覚した場合のリスク
- ×ガス事業法違反(100万円以下の罰金の可能性)
- ×火災・ガス漏れ時の保険不適用
- ×給湯器メーカー保証の無効化
- ×賃貸住宅の場合は契約違反・退去を求められる可能性
給湯器交換費用の相場
給湯器交換の費用は「本体代」と「工賃(工事費)」の合計です。業者によってどちらの価格設定も異なるため、見積もり比較の際は合計金額で比較することが重要です。以下は一般的な家庭用給湯器の相場です。
| タイプ・号数 | 本体代目安 | 工賃目安 | 合計目安 |
|---|---|---|---|
| 給湯専用 16号 | 3〜7万円 | 3〜5万円 | 6〜12万円 |
| 給湯専用 20号 | 5〜10万円 | 3〜5万円 | 8〜15万円 |
| 追い炊き機能付き 20号 | 8〜15万円 | 4〜7万円 | 12〜22万円 |
| エコジョーズ 20号(追い炊き付き) | 10〜18万円 | 5〜8万円 | 15〜26万円 |
※本体代はメーカー・グレード・購入先によって大きく異なります。上記は給湯器専門業者での目安です。
費用に影響する主な要因
- ▶設置場所の変更:壁掛け→床置き・屋内→屋外などの変更を伴う場合、配管引き直し費用が別途かかります(+3〜10万円程度)。
- ▶既存機器の処分費:古い給湯器の撤去・処分費が別途かかる場合があります(5,000〜15,000円程度)。
- ▶屋内への設置:屋外型→屋内型など設置環境の変更、排気筒工事が必要な場合は追加費用が発生します。
- ▶リモコン交換:既存リモコンが新機種に対応しない場合、リモコン代が別途かかります(1〜3万円程度)。
- ▶業者の種類:メーカー系列店・ガス会社系列店は高め、給湯器専門業者・ネット業者は安めの傾向があります。
費用を合法的に抑えるための5つの方法
DIYはできませんが、業者選びや購入方法を工夫することで費用を大幅に抑えられます。以下の方法を組み合わせることで、定価から30〜50%削減できるケースもあります。
業者の種類と選び方
| 業者の種類 | 費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ガス会社系列店(東京ガスショップ等) | 高め | 安心感はあるが本体・工賃ともに割高。緊急時や複雑な工事向き |
| メーカー指定販売店 | やや高め | メーカー保証が手厚い。本体代はやや高め |
| 給湯器専門業者 | 安め | 本体仕入れが安く工賃も適正。複数社比較がおすすめ |
| ホームセンター・量販店 | 中程度 | 標準的な工事なら安い場合も。複雑な工事は向かない |
悪徳業者を避けるためのチェックポイント
- ✓見積書を書面(またはメール)で出してくれる業者を選ぶ
- ✓本体代・工賃・処分費・出張費の内訳が明確な見積もりかどうか確認する
- ✓「今すぐ決めないと在庫がなくなる」などの焦らせるセールスをする業者は避ける
- ✓工事後のアフターサポート(保証期間・連絡先)を確認する
- ✓会社の所在地・固定電話番号・口コミが確認できる業者を優先する
給湯器交換のタイミング——修理か交換かの判断基準
給湯器に不調が出たとき、「修理で直るか、交換すべきか」の判断は使用年数で大きく変わります。修理費用は1〜5万円程度が多いですが、交換時期が近い機器に修理費をかけても数年以内に再び壊れる可能性があり、結果的に高くつくことがあります。
使用年数 8年未満
修理を検討
まだ交換時期ではない。修理で対応するのが経済的なケースが多い
使用年数 8〜12年
修理か交換か要検討
修理費が5万円以上なら交換を検討する価値がある
使用年数 12年以上
交換を推奨
修理してもすぐ別箇所が壊れる可能性。部品供給終了リスクも
交換を急いだ方がよい症状
- !本体や配管からの水漏れがある
- !燃焼中に異臭・不完全燃焼の黄炎が見られる
- !安全装置が頻繁に作動する
- !エラーコードが繰り返し表示されリセットしても再発する
- !点火・再点火を繰り返す(立ち消えが多い)
よくある質問
まとめ
- ▶給湯器交換はガス管接続等を含むため、資格なしのDIYは法律上不可
- ▶費用相場は本体+工賃で10〜25万円程度(号数・機能により変動)
- ▶専門業者への複数社見積もり比較が最も効果的な節約方法
- ▶補助金活用・同タイプ同位置での交換で費用を抑えられる
- ▶10年以上の機器で不調が出たら修理より交換を検討するのが得策
